雑談

クマ
(先日Windows強制アップデートがコケてしまったせいでWindowsが起動しなくなってしまい、クリーンインストールと環境復旧に追われていた顔)
栗絵マナ
先日は災難でしたね;まさかアップデートに失敗する日が来るなんて…クリスタはクラウドに環境しまっていたようなのでUIの復旧はできましたが、素材は再ダウンロードしたり。

クマ
(Unityのデータ吹っ飛ばした以外は) なんとか環境が戻ったから記事書くぜ。

栗絵マナ
来月バックアップ用のHDDとか買いに行かないといけませんね、こりゃ。

最初に

VRoidモデルをいじるときに、絵柄によっては目の下に余計な線が入りがちになることがあるでしょう。

2018/12/23追記 VRoid Studio 0.5.0にて、上記の問題が修正されたことを確認いたしました。少なくとも「手入力で限界突破しないで、スライダーで調整できる範囲では上記の問題は発生しない」ようです。

また、人によっては「鼻や口周りの線画を細くしたい」というニーズもあるかと思います。

今回の記事は、VRoidから出力したモデルの、顔の余計な線を消す方法を書きます。

VRoid学園内で書いた記事の転載です。

VRoid 0.3.0
Unity(スミマセン、バージョンメモるの忘れました)
UniVRM 0.44

今回の記事の参考元

ニコナレ
(ただし、最新版はUniVRMやMToon自体の更新によってMToonの設定項目がかなり違っているようです。)

テクスチャを用意する

VRoidでテクスチャのインポート、エクスポート

線画調整用テクスチャを画像編集ソフトで用意する方法(簡易説明)

この顔のテクスチャがあるとして(VRoidでエクスポートしたものです)、
こんな感じのテクスチャを用意します。
(もし用意するのがめんどくさかったら、この白黒テクスチャを使っていただいて構いません。ノンクレジット、商用可です)
黒で線画描きたくないところを書いて、それ以外は白で書きます。
個人的に口とか、お目々が低いとこにある子は目の下あたりとか。

線画調整用テクスチャをVRoidで用意する方法

VRoidから出力したまんまのVRMモデルさんでも白黒テクスチャを用意することはできます。
ただVRoid studioだけだと、白黒テクスチャを用意するのにちょっと工夫がいります。
顔のテクスチャ描くところでレイヤーという名前のレイヤーを選択し、白黒で塗り分けします。

間違ってもデフォルトのレイヤーに絶対に描き込まないこと!
念のため、肌のテクスチャは「VRoidでテクスチャのインポート、エクスポート」の方法で、デフォルトレイヤーをエクスポートして別に保存しておくと、間違って上書きしたときに「インポート」で元に戻せます。

そのレイヤーだけ「エクスポート」した後、白黒のレイヤーは削除します。
VRM出力してUnityに取り込んだ後、さっき書いた白黒テクスチャを他のテクスチャ入っているフォルダにいれてください。

Unityでの作業

直したいVRMファイルがあるUnityのプロジェクト開いて、お顔の材質でMtoon指定して(VRoidから出力したまんまの子だとすでになってると思う)、こんな感じにOutline描画する設定にします。
その後さっき投げ入れた白黒テクスチャをWidthのテクスチャに指定します。これで黒く塗ったとこには線は書かれません。
白黒テクスチャ入れる前。お口のとこが二重に書かれててなんか変です。
白黒テクスチャを入れた後。お口スッキリしました。
確かVRoidから出力したまんまのって線画なかったり影が薄めだったりしますが、もしアニメ調の絵にしたい場合はこの方法も試してみてください。
ちなみに今回の作例は、blenderで顔をちょっと平面に近づけて極端な画角に耐えるようにしてあるので純粋なVRoidモデルでは無いです。

白黒テクスチャにグレーが入るとどうなるかの検証です。

白黒テクスチャを入れる前(今回は結果をわかりやすくするため輪郭線は太めです)
今回はoutlineのwidthのテクスチャにこれを適用します。
結果。今回は顎と口周りを中心に黒くしたりしていますが、黒くしたところが細くなっています。 これを利用して線画を出したくないところ(目の周り、鼻の下、口など)を黒くしたり、逆に線画の強弱をつけてメリハリを出したりと応用がききそうです。