Table of Contents
ThreeDPoseTrackerでモーションを収録する方法
お断り
この記事では、既に「ThreeDPoseTracker」のPremium版を購入していることを前提にお話を進めさせていただきます。
- 使用ソフト
- ThreeDPoseTracker(BVHモーションの収録)
- Live Animation(BVHモーションの編集)
- VRMLiveViewer(BVHの再生に使用)
- 使用ハード
- iPhone 11 Pro(動作するiPhoneはこちらのページに載っています。新しめの機種で動くそうです)
- DAISO カメラ三脚4段(500円商品。箱入りです。恐らくデジタル用品が置いてある場所にあると思います。)
iPhoneを三脚に取り付けたり、どこかの棚などに立て掛けて固定します。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/img_2265.jpg?resize=768%2C1024&ssl=1)
※写真では自分のモデルを使用していますが、モーション取るだけなら収録時のモデルは初期表示のモデルでも問題ないと思います。
「ThreeDPoseTracker(アプリ名はTDPTとなっています)」を立ち上げ、下の方にある☆をタップします。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/img_0741.jpg?resize=237%2C512&ssl=1)
Premium menuの「Exporting motion data」の「BVH」をタップすると収録が始まります。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/img_0738.jpg?resize=237%2C512&ssl=1)
もし外側のカメラ画像が邪魔な場合は、歯車アイコンからメニューを開き、「Show input image」のチェックを外します。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/img_0739-edited-768x1024.jpg?resize=245%2C327&ssl=1)
モーションの収録が一通り終わったら、画面をタップしてボタンを出し「Stop」ボタンをタップします。これでモーションの収録が終わりました。
モーションは「ファイル」アプリ内の「このiPhone内→TDPT→motion」の中に入っています。こちらにあるファイルをOnedriveやGoogleDriveにアップするなり、iTunesを使うなりメールで送るなりして自分のパソコンの中に入れます。
Live Animationでいらないモーションをざっくりカットする
※BVHの取り込みや変換についてはこちらのサイトも参考にしました。VRMLiveViewerの開発者のFantomさんのページです。
http://fantom1x.blog130.fc2.com/blog-entry-309.html#VRMLiveViewer_bvh_make
Live Aniationを立ち上げ、上のバーから男性のキャラ(johnny)をクリックすると、シーンに登場します。
※今回の目的はいらないモーション削るだけなので、恐らく別のキャラでも大丈夫かも知れません(未確認)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/SnapCrab_LiveAnimation-Free-Version_2021-5-5_14-56-42_No-00_LI.jpg?resize=920%2C629&ssl=1)
ファイル→インポート→BVHの順にクリックし、さっき収録したBVHを読み込みます。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/SnapCrab_LiveAnimation-Free-Version_2021-5-5_14-56-56_No-00_LI.jpg?resize=920%2C629&ssl=1)
下の方の再生ボタンを押して、キャラが動いているかを確認します。この時再生ボタンの横の数値を見て、どこから初めてどこで終わるのか数値をメモしておいてください。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/SnapCrab_LiveAnimation-Free-Version_2021-5-5_15-28-20_No-00.png?resize=920%2C629&ssl=1)
アニメーションエディターを開きます。(ウィンドウ→アニメーションエディターでも開けます)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/SnapCrab_LiveAnimation-Free-Version_2021-5-5_15-30-19_No-00_LI.jpg?resize=920%2C629&ssl=1)
アニメーションエディターの「モーショントリム」をクリックし、先程メモした数値をそれぞれ「スタートフレーム」「エンドフレーム」に入れます。(1,2)
「トリム後、スタートフレームを0にずらす」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。(3,4)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/SnapCrab_LiveAnimation-Free-Version_2021-5-5_15-24-57_No-00_LI-2.jpg?resize=920%2C629&ssl=1)
これで、必要な分のモーションが切り取れました。
最後に編集したモーションを書き出します。
ファイル→エクスポート→BVHとクリックしてください。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/SnapCrab_LiveAnimation-Free-Version_2021-5-5_15-51-16_No-00_LI.jpg?resize=920%2C629&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2021/05/SnapCrab_BVHExportOption_2021-5-5_16-6-26_No-00_LI.jpg?resize=364%2C390&ssl=1)
BVHExportOptionで「Browse」をクリックし、ファイルの場所と名前を決めます(後ろに.bvhとつけるのを忘れずに!)。(1)
「右手座標系」と「基本ポーズの反転」にチェックを入れます。(2,3)
「OK」をクリックして、エクスポート完了です。(4)
VRMLiveViewerで読み込んでみた
今この記事書いている部屋は横方向が狭いので、パソコンがその場になくても動きだけ収録できるのはいいなーと思いました。iPhoneだから、イヤホンで音楽を聞きつつ踊ると言うこともできそうですね。
モーションを収録する機材でVtuberさんが使っているものだと、VIVEとトラッカーを組み合わせている方法が思いつきます。個人的には初期費用が高いのと今いる部屋が狭いので、モーション取るだけのために購入するにはちょっとハードル高いなーと思いました。
今後Unityでモーションを読み込んで、VRChatのワールドに配置したキャラクターを動かすとかできたらいいな~と思って検証してみました。
Unityに読み込むなら、blenderで一旦FBXに変換してからUnityに読み込めば使えそうです。
ただモーションキャプチャーで撮ってるだけあってキーフレームが多いので、編集するならリダクションが必要そう。Unity上で編集するならこのサイトが参考にできるかも。
「【Unity】モーションキャプチャーを使ったオリジナルアニメーション作成」
【Unity】FBXに格納されたAnimationClipを取り出し編集可能にする
コメントを残す