VRoid Studio v0.8.2
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前回やった事と今回やる事
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/img_5e0a0584adabd.png?resize=676%2C380&ssl=1)
髪テクスチャを編集してみよう
今回使うアイテム
この記事のために、テクスチャのゆがみを確認するためのテクスチャを作りました。CC0ライセンスなので、ご自由にお使いください。
今回はこれを使って説明していきます。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/f4e0cc019d1e6d50f1eebc4289222f61.png?resize=676%2C672&ssl=1)
普通に格子のテクスチャを貼り付けても歪む?
冒頭の会話の通り、VRoid Studioで髪の毛のテクスチャを差し替えたときに「髪の太さなどによってテクスチャの比率がぜんぜん違う!」ということが起こりがちです。
一般的な3Dモデリングをするときは「この面にはテクスチャのここ割り当ててね~」という風に指示をする「UV展開」というのがあるので、こういう事があってもUVの位置を調整しなおせば済みます。 (立体は平面じゃないのでどこかが歪むことはありえますが)
VRoid Studioには特定の面に「UV展開」を設定する項目はありませんが、髪の毛に限っては似たような設定項目を使用することが可能です。
それは「テクスチャパラメータ」の「横幅」という項目です。これで幅を調整することで、ある程度はゆがみを矯正することが出来ますよ。
ゆがみ確認用のテクスチャをインポートする
まずは、カチューシャを付けたいモデルを開き、新しく「カチューシャ」という手書きガイドを作成します。
設定は画像のような感じで、少しだけ髪から浮かせたガイドを作りましょう。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment.jpg?resize=676%2C384&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment-2.jpg?resize=240%2C281&ssl=1)
次に、カチューシャのためのマテリアルを1つ増やしましょう。どれでもいいので一つマテリアルを選択し、「複製」をクリックします。
複製したマテリアルは一番最後に来るため、そのマテリアルを以下のように設定します。
- 基本色:白(#ffffff)※次の工程で色付きのテクスチャを使用するため。
- かげ色:好きな色で構いません。髪の筋っぽい影をつけたくない場合は白が無難です。
- ハイライト:黒(#000000)※髪飾りに艶が入ると不自然なため。
- アウトライン:好きな色で構いません。※v0.8.0以降で追加された新機能です。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment4.jpg?resize=460%2C430&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment2.jpg?resize=676%2C384&ssl=1)
髪の「テクスチャ」タブに入り、一番最後の「ヘアー」をクリックして展開します。その中の「レイヤー」を「UV」と変更します。ついでにデフォルト画像も非表示にしておきましょう。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment6.jpg?resize=676%2C384&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment7-1.jpg?resize=374%2C164&ssl=1)
上記でダウンロードした「髪UV確認テクスチャ」をインポートします。
インポートし終わると画像のような見た目になると思います。もしなっていない場合は、先程インポートした「UV」レイヤーを一度クリックしてみてください。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment9.jpg?resize=676%2C384&ssl=1)
カチューシャの形を作る
「デザイン」タブに戻り、「カチューシャ」のガイドを選択します。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment10.jpg?resize=676%2C384&ssl=1)
次に、先程UV確認用のテクスチャを割り当てたマテリアルを選択します。(一番最後のマテリアルです)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment12.jpg?resize=265%2C397&ssl=1)
「カチューシャ」のガイドに髪を書き、制御点ツールや各種ヘアーパラメータを調整して形を作っていきましょう。今はテクスチャが歪んでも気にしないでください。(このあと調整します)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment13.jpg?resize=676%2C384&ssl=1)
テクスチャのゆがみや位置を調整する
カチューシャの髪を選択し、「テクスチャパラメータ」の「横幅」を大きくします。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment14.jpg?resize=676%2C384&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment15.jpg?resize=240%2C274&ssl=1)
先程「横幅」の値を修正したものの、テクスチャの位置が中途半端なのに気がついたでしょうか。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment14-1.jpg?resize=676%2C384&ssl=1)
髪のオフセットの値を動かしてみましょう。これを動かすことで、テクスチャが描かれる範囲を横方向に動かすことが出来ます。
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment16.jpg?resize=676%2C384&ssl=1)
位置を参考に描いてみよう
これで、テクスチャを書く位置を特定できました!
モデルによって微妙に位置が異なりますので、テクスチャ内の英数字とグリッドの位置を頼りにテクスチャを描いていきましょう。
今回のモデルのテクスチャ範囲はこんな感じです。(左の方しか使わないのでちょっと勿体ないですね…!)
![](https://i0.wp.com/aozoranositade.ape.jp/wp-content/uploads/2019/12/Sendagaya_Shino-VRoidStudio-0.8.2-2019-12-31-14-35-07_Moment16-1.jpg?resize=676%2C384&ssl=1)
あとは、使用範囲の位置にいつもどおりテクスチャを書き、テクスチャを新しいレイヤーにインポートすれば反映されます。(UVのレイヤーはもう使わないので非表示にしておきましょう。)
作例では、自作した千鳥格子のテクスチャを割り当てました。
これでひとまず完成です!
次回予告
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