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初めに
サンプルデータはこちらになります。
https://sky-blue.booth.pm/items/1175416
雑談
どうなってんだこれ!
(ツイート時間見て)しかも、こんなド深夜帯に…
VRoid開発陣、お疲れ様です…!
管理人注:↓このツイート見て発言しました。
【アップデート】
お待たせしました!男性モデルを追加しました!!
VRoid Studioベータv0.5.0です!
新機能
・ベース:男性追加
・その他:VRoid Hub連携
・サンプル:3モデル
・衣装:女性向けズボン追加改善
・ボーン:グループ色分け表示
・体型:カスタマイズ性を向上https://t.co/QBHbU7RmyQ pic.twitter.com/Q50q2Piegz— VRoid公式 (@vroid_pixiv) 2018年12月22日
私は技術的な方面よく知らないですけど…。
今回やること
最近は、VRoid Studio単体で髪の毛揺らすことができるようなったんだけど、今まで触ってなかった層ってちょっととっつきにくい感じがありそうだしな。
その後他の髪型を順次書くという方法で進めることとする。
というかヘアスタイル名全然詳しくないからヘアカタログ買ってこないと。
用意するソフト
VRoid Studio v0.5.1-p1
(実は上のツイートのバージョンから更新がありました)
VRoid Studioでプロシージャルヘアを使ってみよう
とりあえず、新しくキャラを作ります
VRoid Studioを公式サイトからダウンロードしてきて、Zip解凍ソフトでファイルを展開します。その中の「VRoidStudio.exe」をダブルクリックして起動します。(環境により、拡張子を表示する設定になっていない人は後ろの.exeありませんが気にしないでください)
起動した画面です。
サンプルのキャラクターや過去に作ったキャラクターの一覧が表示されます。
というかドッ直球のキャラ名の子や作りかけの子がいてちょっと恥ずかしい…><
ちなみに一覧に写っている「楓栞(ふうか)」という子は、ほのる(@83_247kasumic)さん作のVRoidモデルです。
今回はサンプルモデルや今まで作ったキャラではなく、「新規作成」というボタンをクリックしてください。
性別を選ぶ画面に入ったら、好きな性別を選択してください。今回は説明の都合上「左の女の子」を選択します。
注意:
この性別はあとから変更できません!もしも間違った性別を選択してしまった場合、再度新しく作り直すことになります。
これで新しくキャラクターを作成できます。
通常は顔から作っていきますが、今回は髪の毛から作るので「髪型編集」をクリックします。
これで髪型を編集する画面に入れました。
髪の毛を植える順番を考えよう
適当に植えまくると貫通したときに修正するの大変だから、植える順番を解説するぜ。
いくら髪の毛を作ることが得意なVRoid Studioでも、適当に植えたら修正や管理がとても大変になってしまいます。特にツンツン髪とかは本数が多くなりがちなので尚更です。
そこで比較的あとから修正をしなくてもいいような、髪の毛の植え方の順番を解説します。
この図を見てください。
VRoid Studio上で髪型を作るときは、いくつかパーツに分けて考える必要があります。今回はシンプルなストレートヘアですが、「後ろ髪の下の段」「後ろ髪の上の段」「横髪の左」「横髪の右」「前髪」と分けることができます。
一見難しそうな髪型も、意外とパーツに分けて考えると楽なときがあります。
あと、重なり順は作業する上で重要です。下から順番に積み重ねたほうが、修正が必要最小限に済むことが多いです。
今回はこの順番で重ねて作っていきます。
- 後ろ髪の下の段
- 後ろ髪の上の段
- 横髪の左
- 横髪の右
- 前髪
後ろ髪を作ってみよう
左のメニューに有る「ヘアーリスト」の「プロシージャルヘアを追加」をクリックします。
「プロシージャルヘアグループ」ができました。「グループ」という単位が、髪の毛のパーツ一つ一つになります。この先「グループ」を増やして髪型を作っていくので、よく覚えておいてくださいね。
次は、右側のスクロールバーで右側のメニューをスクロールしてください。「プロシージャルヘアパラメータ」という項目が出てくるまでスクロールします。
「位置」というパラメータの値を「130」に変えておきます。
「間隔」の値を「110」にします。
「ガイドパラメータ」の「オフセット」の値を「0」にします。
他に次のように設定します。
「ヘアーパラメータ」の「太さ倍率」を「1.56」
「ガイドパラメータ」の「高さ」を「0.72」
「ガイドパラメータ」の「頭に沿わせる(前後)」を「1」
「プロシージャルパラメータ」の「生え際」を「0.72」
こんな感じになりました。
このままだと、髪の毛がグネグネしてしまいますので、今度は網状のガイドの形を自分で変形させます。
網状のガイドの上に一つ一つ緑色の玉が浮かんでいます。(どうやら「ガイドパラメータ」の「高さ」の値によって、玉の個数は変化するようです。)
この球体にマウスカーソルを近づけ、そのまま左ボタンドラッグをします。
これで変形できました。
これを利用して、形を調整してください。
ちなみに、左右対称に変形させたい場合、ビューの右上にある「二等辺三角形が2枚並んでいるマーク」をクリックして暗くすると、「ミラーリング」できるようになります。
今回はこんな感じになりました。
コピーして、位置調整!もう1段作ってみよう
さっき作った「プロシージャルグループ1」の上で右クリックをして、「複製」をクリックします。
「プロシージャルグループ2」ができました。
ひとまず、「ガイドパラメータ」の値を次のように変更しておきましょう。
- 「ガイドパラメータ」の「高さ」を「0.64」
- 「ガイドパラメータ」の「頭に沿わせる」を「0.44」
「頭に沿わせる」の値が0では無いのでグネグネしてますが、網状のガイドの緑の玉を動かして変形させておきます。(覚えていますか?緑の玉をドラッグして動かします。)
ここで、ちょっと髪の毛が単調ですので、試しに「プロシージャルパラメータ」の一部の値をいじってみましょうか。
例えば、「プロシージャルパラメータ」の「本数」を変えると、髪の毛の本数が変わります。こんな感じに。
実は、「プロシージャルパラメータ」の中にはランダム要素を生むパラメータも存在しています。それは、「太さのばらつき(強さ)」「太さのばらつき(1)」「太さのばらつき(2)」です。
※以下のパラメータの詳細は、公式な文書がなく、書いている人も詳細がよくわかっていないパラメータのため、憶測を含んでいます。予めご了承ください。
- 「太さのばらつき(強さ)」は、その名の通り、髪の毛の太さに変化をつける度合いのパラメータです。後で記述する「太さのばらつき(1)」「太さのばらつき(2)」の変化の度合いをどのくらい適用するか設定できます。0だと全く適用されません。
- 「太さのばらつき(1)」は髪の毛の全体的な幅の太さのみをばらつかせるパラメータでは無いかと予測しています。詳細求む!
- 「太さのばらつき(2)」はヘアーパラメータの「形状」というグラフがあるのですが、そのグラフを変化で変形させているのではないかと予測しています。(このパラメータほんとによくわかんないんですよ…!)情報求む!
ということで、本当になんとなくで申し訳ないのですが、今回はこの値を入力しています。
- 「太さのばらつき(強さ)」を「0.44」
- 「太さのばらつき(1)」を「27」
- 「太さのばらつき(2)」を「30」
こんな感じになりました。
このままだとまだハゲなので、「プロシージャルパラメータ」の「生え際」の値を「0」にします。もしこの値を変更したときに、網状のガイドの形がおかしくなっていたら、緑の玉を動かして調整しておきましょう。
後頭部のメッシュと髪が貫通してしまったので、「プロシージャルパラメータ」の「オフセット」を少し上げて「0.01」にしておきます。
今回出てきている値はすべて目安です。
もし余裕があれば、さっき作った「後ろ髪の上の段」「後ろ髪の下の段」のプロシージャルパラメータ」の各値を色々試してみてくださいね。
直毛じゃ物足りない?「手書きヘア」に変換して毛先を散らしてみよう
そこで、「一旦手書きヘアに変換する」作業を行ったあと、毛先を個別に動かすぜ。
「プロシージャルパラメータ」から「手書きヘア」への変換はとても簡単です。ただし、注意してほしいことがあります。
それは、「一度プロシージャルヘアから手書きヘアに変換すると、プロシージャルヘアに戻すことができなくなる」ということです。
一度プロシージャルヘアから手書きヘアに変換すると、プロシージャルヘアに変換できなくなります。
当然ながら、プロシージャルヘアのときに使えていた、「プロシージャルパラメータ」は使えなくなりますので要注意です。
「プロシージャルヘア」から「手書きヘア」に変換するときは、グループ名の上で右クリックをして、「手書きヘアに変換」をクリックします。
名前が「プロシージャルグループ」から「手書きグループ」になったら成功です。
次に、髪の毛の毛先を動かす方法です。
「制御点(カーブした線に丸がついているマーク)」をクリックします。
そうすると、各房ごとに水色の玉が出てきます。これが「制御点」というものです。髪の毛のガイドを動かしたのと同じように、水色の玉をドラッグで動かすことによって毛先を動かすことができます。
ちなみに、「プロシージャルヘア」で作った髪の毛は、「制御点」が多くなりがちで操作しづらいと思います。
その場合は「キーボードのSキー」を2、3回押してみてください。制御点が減って、作業がしやすくなります。
ただし、制御点を減らしたあと、あとから制御点を増やすことはできません!
Sキーで減らす場合は「これ以上減らしたら辛くなりそう」かどうか見極めてから行ってください。
ちなみに私はいつもこのくらいでやめています。
水色の制御点を動かして、こんな感じになりました。
コピー、反転して横髪も作ろう
最初に左側だけ作っちゃうぜ。
といっても今までと同じように、ビューを見ながら値を調整するのが基本なので、とりあえず値だけ載せておくぜ。もちろんこれは目安だ。好きなようにするが良い。
- 「プロシージャルパラメータ」の「間隔」を20.25
- 「プロシージャルパラメータ」の「本数」を3
- 「プロシージャルパラメータ」の「位置」を78.75
- 「太さのばらつき(強さ)」を0.68
- 「太さのばらつき(1)」を51
- 「太さのばらつき(2)」を34
こんな感じになりました。
右側にも反転して複製するときは、一度「プロシージャルヘア」から「手書きヘア」に変換する必要があります。
手書きヘアに変換したあと、反転して複製をしたいグループ(今だと「手書きヘア2」)の上で右クリックをして「複製」をクリックします。
そのあと、新しく増えた「手書きグループ」(今だと手書きグループ3)の上で右クリックをして「反転」をします。
これで反対側にも髪の毛が作られました。
第一印象の決め手?前髪を作ってみよう
自分好みの設定が見つかったらガンガン突き詰めてみてくれ!
今回の前髪の値は次のとおりです。
プロシージャルパラメータ
- 「長さ」0.69
- 「位置」312.75
- 「本数」8
- 「間隔」123.75
- 「太さのばらつき(強さ)」0.56
- 「太さのばらつき(1)」9
- 「太さのばらつき(2)」11
- 「毛先アーチ」0.07
- 「流れ(向き)」38.87
- 「流れ(まとまり)」0.35
- 「流れ(曲がり具合)」-10.99
工夫できる余地は十分にあるので、各自でぜひ研究してみてください!
とりあえず、キャラを動かしてみよう
ポーズ&アニメーションの画面への入り方
VRoidモデルのポーズやアニメーションを動かす画面は、右上の「撮影・エクスポート」タブから入ることができます。
左側の「ポーズ・アニメーション」をクリックすると、ポーズやアニメーションを再生できる画面に入れます。今回は試しに動かしてみるだけなので、簡単にアニメーションの部分だけ解説を行います。
髪の毛の動きを見てみよう
次回予告
次回は、年内に書くことを目標としています。(30日の時点で出せたら褒めてください)