【VRoidで髪の毛作って揺らしたい!】第2回/トゲトゲ髪の毛を柔らかサラ髪へ!髪揺れ設定をしよう

初めに

サンプルデータはこちらになります。
https://sky-blue.booth.pm/items/1175487

雑談

クマ
第1回の記事、結構な数の人が見てくださったみたいだな!v0.5.0で男性が作れるようになってから新規のユーザーが増えていたからかな。
栗絵マナ
そうですね。なんかgoogleで「VRoid 髪の毛」って検索したら、うちのサイトのVRoid髪の毛のテクスチャの貼られ方の考察」という記事が上位に来てましたね。
あと、やっぱり直感で操作するUIのせいなのか、髪の毛を作ることに特化した記事が、Web世界ではあんまり充実していないのも原因なのかもしれないですね。スクリーンショットは結構あるみたいですが…
クマ
今後の記事の方向性はアクセス動向見つつ考えるとして、講座入るか。

今回やる事と前回の復習

栗絵マナ
確か前回って「プロシージャルヘア」の使い方、それを利用したストレートヘアを作ったんですよね。
髪の毛を作るときはいくつかパーツにグループ化する必要がある事も言ってましたっけ。
クマ
そうそう。
栗絵マナ
でも、「最終的に動かしたら、全く髪が揺れなかった」ってとこで終わったんですよね。
クマ
そこで今回は「髪の毛の揺れを設定する」方法を教える。これで髪がやわらかくなるぞ。

 

VRoidで髪揺れを設定しよう!

実は公式で動画解説ありました

クマ
ちょっと公式でやり方書いてないかなーと思ったら、書いてあった…。

髪揺れ機能の解説  VRoid ヘルプ
ぶっちゃけ動画で見たい人はここ見るといいんじゃないかなと思います。

栗絵マナ
え、じゃこの記事意味なくないですか?
クマ
でも、公式の解説だとパラメータの詳細な説明ないし…
この辺の情報だけでも持って帰ってもらえればいいや。うん、そうしよう。

 

髪揺れ設定の画面への入り方

クマ
今回は前回作ったデータを利用して、髪揺れ設定のやり方を解説する。基本的にはどのような髪型にも適用できるような説明をしていくぜ。

髪揺れ設定は「髪型編集」→「揺れもの」から入れます。

ボーングループの設定

ボーングループの分け方

クマ
髪の毛の場所ごとに「ボーングループ」というのを分ける必要がある。
栗絵マナ
なんでですか?
クマ
それは、各髪の房ごとに揺れ方って結構違うだろ?理科の実験で振り子の実験したことある人は想像してほしいが、おもりを付けた紐の長さによってだいぶ揺れ方が違うだろ?
栗絵マナ
確かに。

すみません、中の人は理系出身では無いので、振り子の説明は省略させていただきます。

 

今回は概ねこんな感じに分けました。

前髪、後ろ髪(左)、後ろ髪(中央)、後ろ髪(右)、横髪(左)、横髪(右)

後ろ髪は長いですが、1つのボーングループだけだとまず賄えません。1つのボーングループに付き、1列分のボーンが髪の毛の軸に入ります。しかし、後ろ髪の場合は1つにまとめてしまうと、揺れたときに左右に広がらなくなってしまい不自然です。

とはいえ、闇雲に髪の毛1本ずつにボーングループを設定した場合。確かに揺れは自然にはなりますが、移行先のソフトによっては動作が遅くなったりすることもありえます。(各VRM対応ソフトごとに明確な基準があるわけではないですが、なるべくなら揺れものの本数は最小限にとどめたほうが懸命かと思います。)

なので、今回は「前髪、後ろ髪(左)、後ろ髪(中央)、後ろ髪(右)、横髪(左)、横髪(右)」といった感じでまとめてみました。前髪は比較的毛先がまとまっているので一つにまとめてしまいましたが、複数の房に分けられそうなときは分けたほうが自然です。

 

前髪にボーングループを設定しよう

クマ
まずは比較的毛先がまとまっている前髪から設定するぜ。

ボーングループは次のように設定します。

まず、ビュー上で髪の毛をクリックして選択するか、左側の「ボーン未設定」の一覧から髪の毛を選択します。髪の毛を選択すると、表示が黄色くなります。また、クリックするごとに連続で選択することができます。

このように設定できたら成功です。「ボーンパラメタ」で揺れ方の設定ができるようになりますが、今は一旦飛ばしてください。

同じグループの髪の毛を複数のボーングループに分ける理由

栗絵マナ
さっきの説明でも髪を分けるって言ってたじゃないですか。でもプロシージャルヘアで作った髪とかは同じグループに属していますよね。
クマ
プロシージャルヘアの髪の毛は1つのグループにまとまっている状態になっているけれど、分離する必要がある。ジャンプしたときに、後ろ髪が左右に別れて揺れないと不自然だろ?
栗絵マナ
後ろ髪はなるべく左右に広がってほしいですからね。
クマ
前回触れていなかったけど、ミラーリングした状態で手書きグループで髪の毛を描くと、1つのグループに左右の房が入った状態になってしまうんだ。だから、前回横髪作った時、わざわざ複製して分けた状態で説明したんだ。
クマ
だけど、ここから更にVRoid Studioに触れるにあたって手書きグループは欠かせないし、これから教えるやり方は絶対に覚えてほしい。
クマ
とはいえ、プロシージャルパラメータで後ろ髪作ったの覚えているか?あれって房ごとにグループが分かれていないから、そのまま揺れもの設定しようとすると。
栗絵マナ
たぶん揺れる髪の軸が変になる感じですかね?さっきの揺れものの分け方の話聞く感じ。
クマ
ご明答。そういうことだ。

後ろ髪、横髪にもボーングループを設定しよう

クマ
これを踏まえて各房ごとにボーングループを設定するぜ。

まずは横髪から設定します。

統合したい房を、ビューからクリックして選択します。ビューで選択しにくい場合は、左側の「ボーン未設定」の一覧からチェックを入れる方法でも指定できます。

髪の毛を選択し終えたら、「ボーングループを作成」をクリック。

これで設定できました。

そして、後ろ髪は次の画像のように分けて設定します。今回は「後ろ髪の上の段」「後ろ髪の下の段」は列ごとに纏めて一緒にしています。

クマ
髪の毛の選択方法は覚えているか?
「ビュー上で髪の毛をクリックして選択する」か、「左側の「ボーン未設定」の一覧から髪の毛を選択」だぞ。
栗絵マナ
この画像の色のとおりにグループを分けて設定していく感じですね。
クマ
ちなみに、列の分け方は割と適当だったりするぞ。あとから変更できるからな。

特定のボーングループに入れ忘れた髪の毛があった!どうしよう?
→そんなときは入れ忘れた髪の毛を選択したあと、左上の「ボーン設定済み」一覧から追加先のボーングループを選択します。「ボーングループに髪を追加」で髪の毛を同じグループに入れることができます。

ボーングループ内で入れたくない髪の毛まで入ってしまった!
→「ボーン設定済み」から外したい髪の毛を選択したあと、髪の毛の名前の上で「右クリック」、「ボーングループから髪を削除」をクリックします。

以上がボーングループを分ける方法です。

各ボーングループごとに揺れ方の設定をしよう

クマ
すべての髪の毛が「ボーン設定済み」の一覧に入ったので、「髪の毛の揺れ方」の設定に入るぞ。
栗絵マナ
あれ、以前髪の毛ボーンをblenderとUnityで設定した時よりも、設定がだいぶシンプルになっていますね。
クマ
「Stiffness Force(剛性)」「Drag Force(抗力)」の設定が無い分、かなり優しい設定項目になっているな。

髪の毛の揺れ方を設定する項目はいくつかあります。一つ一つ解説していきたいと思います。

このパラメータ解説は、個人の主観が入っていますので、正確では無いかもしれません。

各パラメータの解説

ボーン数

その名の通り、髪の毛に入れるボーンの数を設定します。VRoidの髪の毛はボーンという骨のようなものを仕込み、その曲がり方から揺れを再現しています。最大で16まで増やせますが、前髪などの短い毛は3本、長い髪で多くても5本くらいがいいでしょう。

固定点

ボーンの配置の高さを変更するパラメータです。初期設定のボーンの配置はかなり上の方から始まっています。初期設定ですとかなりはだけやすいので、前髪は0.7、長めの髪でも0.4くらいに設定するといいです。(実際にはポーズ・アニメーションで動きを確認しつつ、設定するといいです)

かたさ

髪の毛の曲がりにくさを設定する項目です。0に近い値だとコシがなくなります。0にすると挙動がガクガクになりますので、0より大きい値にしたほうがいいです。
1に近づくにつれ重みのある揺れになり、最大の1にするとかなりコシのある髪の毛になります。ただ、バネが固めになるため、「びよよん!」といった感じの小刻みの揺れが発生します。初期設定でも割と問題ないですが、前髪と横髪は0.6くらい、後ろ髪は初期設定が好みです。

重力

下方向の重力の力のかかり具合です。今の所、特に弄る必要性は感じてないです。(髪の毛を柔らかくしたいけど、あんまり上に跳ねてほしくないときに使うといいのかな…?)1にするとボーンが上方向に曲がりにくくなります。

衝突判定

このパラメータは髪の毛の周りの衝突判定の大きさを調整するものです。通常は弄らなくても問題はないですが、もしどうしても髪が身体に突き抜けてしまうようでしたらこの値を大きくしてみてください。
髪の毛自体は幽霊のようなもので、衝突判定がないと簡単に突き抜けます。体にも髪にも衝突判定が設定されています。

今回のパラメータ設定

今回は次のように設定しました。

前髪:ボーン数3、固定点0.7、かたさ0.6、重力0、衝突判定0.017

横髪(左右共通):ボーン数4、固定点0.54、かたさ0.63、重力0、衝突判定0.010

後ろ髪(左右中央共通):ボーン数3、固定点0.36、かたさ0.41、重力0、衝突判定0.010

もう一回アニメーションで動きを見てみよう

クマ
やり方は覚えているか?もし覚えてなかったら「第1回」の「ポーズ&アニメーションの画面への入り方」あたりをチェックしてみてくれ。

「ポーズ・アニメーション」の画面に入り、動きを確認しましょう。

満足いく動きになりましたか?もしもうまく動かないと感じたら、「固定点(揺れ始める高さが高すぎる場合)」「かたさ(硬すぎる、またはやわらかすぎる場合)」「衝突判定(髪が体を突き抜けてしまう場合)」の値を変更してみてください。なお、グループの髪の分け方が悪くて不自然な場合もあります。

どうしてもうまくいかないときは、それぞれの髪の毛のグループ構成を変えるのも手です。

栗絵マナ
おおっ、揺れた揺れた!以前blenderUnityで設定していたときと比べて、だいぶ楽になりました!
クマ
ちなみにこれ、3Dソフトで髪の毛のボーン変えようとすると結構めんどくさかったりするぜ。気軽にできるのは本当にありがたい…!
栗絵マナ
髪の毛が揺れて満足したところで、今日は締めます!今度こそ、良いお年を!

次回予告

クマ
中の人は年末年始結構忙しいから、次回は来年になるぞ。1月中旬に出せたらいいとこかな?
栗絵マナ
次回は、「VRoid学園(Discordサーバです)」の方からのリクエストで、「【VRoidで髪の毛作って揺らしたい!】第3回/髪の毛に色付きなエクステ追加したい!」をお送りするそうです。
クマ
「VRoid学園」の「課題進捗」スレに第1回の記事の一部を載せたら、こういう感じのリクエストが飛んできて、「リアルタイムだ!」ってなるよな。
栗絵マナ
そういえば私達、特に質問用のtwitterタグとかありませんよね?どうします、作りますか?
クマ
うーん、コメントとか送ってくださるのって結構少数派かなぁと思うから、しばらくはweb拍手かマシュマロ、VRoid学園で受け付けようかなぁと思う。
記事への質問や、やってほしい講座のリクエストは随時受け付けているぜ。
クマ
それでは、次回に続く!

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