VRoid Studio v0.8.2
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雑談(大変時期が空いてしまって申し訳ないです…!)
前回やったことと、今回やること
オリジナリティを出すには、とにかくテクスチャが肝!
実はVRoid Studioの髪の質感は変えられる!
VRoid Studioで作られた作品の中には、高品質でフルスクラッチのモデルに匹敵するようなモデルも見かけると思います。
VRoid Studioで作るモデルは、ベースが一緒なぶん「テクスチャ」が何より印象を強くするのに大事かなーと私は考えています。
以下の2つはいずれもVRoid Studioで制作されたモデルですが、結構見た目が違いますね。
※下の画像のモデル「こうしす!キャラクター3Dモデル」
©京姫鉄道合同会社.
モデル制作: 佐久間蒼乃
原作: 「こうしす!」©OPAP-JP contributors (https://opap.jp/contributors).
本モデルは、原作のキャラクターデザインをCC-BY 4.0ライセンス基づき改変して作成されました。
本モデルは、CC-BY 4.0ライセンスに基づき利用が許諾されています。
CC-BY 4.0 ライセンス: https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
テクスチャの質感で印象が全く異なるモデルにもなれるのです。今回はこの「テクスチャを差し替えること」を利用して、髪飾りを作ってみましょう。
本題!髪のアクセサリーを作ってみよう
今回使う素材
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当方のBOOTHで頒布しているVRoidアイテムです。チュール生地が簡単に作れるセットです。VRoid Studioのモデルと同じCC0ライセンスなので、自由に改変や再配布を行えます。今回はこちらを用いて髪飾りを作りますので、ダウンロードをお願いします。
チュチュ生地を用いて、花のコサージュを作ってみる
VRoid Studioを立ち上げ、髪飾りをつけたいキャラクターを開いて「髪型編集モード」に入ってください。
今回はVRoid Studioのサンプルキャラクターの一人である「Victoria(ヴィクトリア)」に着用させてみました。
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新しく「手書きガイド」を作り、右クリックででるメニューから「名前を変更」でグループ名を変更してください。ここではわかりやすく、「髪飾り花」としました。
また画面右側の下の方に「ガイドパラメータ」があるので、オフセットを少しだけ大きくします。「頭に沿わせる」は両方とも0にしましょう。
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次に、髪飾りのためにマテリアルを増やしましょう。画面右上のマテリアルのうち、どれでもいいので1つ選択してから「複製」をクリックします。そうすると、マテリアル一覧の一番最後にマテリアルが増加します。
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先程複製したマテリアルの設定を変更します。
- 基本色:白(#ffffff)※次の工程で色付きのテクスチャを使用するため。
- かげ色:好きな色で構いません。
- ハイライト:黒(#000000)※髪飾りに艶が入ると不自然なため。
- アウトライン:好きな色で構いません。※v0.8.0以降で追加された新機能です。
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設定が終わったら、次はテクスチャ編集モードに入ります。画面左側に、マテリアルごとのテクスチャの一覧があります。先程追加したマテリアルは一番最後にあるはずなので、一番下の「ヘアー」をクリックして展開します。
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髪のテクスチャを差し替えます。デフォルトレイヤーは非表示にし、レイヤーにテクスチャをインポートします。
先程ダウンロードしてきたチュール生地テクスチャのうち、お好きな色をインポートしてください。
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「髪型編集モード」に入り、マテリアルをチュチュ生地のものに変更。「髪飾り花」というグループを選んだ状態で、大きく渦を描くように髪飾りを作ります。
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制御点ツールで形を整えましょう。(最初から小さく作らなかったのは、VRoid Studio上で小さく書こうとしてもうまく書けなかったからです)
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このままだと薄いので、厚みを付けます。
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これで、少し立体的な造形物に見えますでしょうか?
ここからは、シュシュっぽく「クシャッ」とした感じを加えていきます。といってもそんな難しいことでもないです。
ヘアーパラメータのグラフを、画面を見つつ細かく上下に太さを変えるだけです。
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これでお花の部分は完成です。結構シュシュっぽいですね!
好みで髪の断面形状を「直線(板ポリ)」にしたものを垂らしてみるのもいいと思いますよ!(揺れ物の設定は過去記事(第2回)を参考にしてください)
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