初めに
雑談(Vケットの話題です。)
こんにちは。ようやくバーチャルマーケット(Vケット)の件が終わってホッとしましたね~;イベント会場は本当に広いし、様々なモデラーさんの自信作が目白押しでとても有意義でした。それぞれの世界観に合わせて展示物があったり、まるでゲームの世界ですね!
VRChat自体、VRゲームの一種ではあるんだがな。それはそうと、HIKKY閉会式で運営さんの苦労が伺えるな…!何しろ400以上のブースがあるからな。
次回のVケットは時期がわからないから未定としておくが、今年の夏に行われる
「Vコミマ」の参加はするつもりだぜ。今度は俺らでVRoid本を書こうかなーってことで。
このイベントはVケットと同じくVRChat上で行われるものの、こちらは同人誌がメインなイベントなんですね。中の人が夢見ていた「同人イベントのサークル参加」ができますね!
中の人は人的な事情や家の事情もあって同人イベントのリアル参加は難しいんだよな。こういうイベントが盛んになって、住んでいる地域や家の事情に関係なく同人イベントに参加できる世界になったらいいなぁ~。
今回やることと前回の復習
さて、前回は「手描きヘアを用いて、ツインテールやポニーテール、けもみみを作る」お話でしたね。
プロシージャルヘアと手描きヘアという、2つの作り方。これで、ようやく髪の毛の作り方の基本のキホンが終わったという感じになったんだよな。
今回からはちょっと趣向を変えて、「プロシージャルヘアや手描きヘアを用いて、色んな髪型を作ってみる事」を複数回に分けてやろうかなと思う。
ということで今回は「アホ毛の作り方」について扱う。
VRoid Studio v0.5.4-win
アホ毛の形を作るには?
アホ毛は重力とは反対方向に生えていることが多い
ところでアホ毛ってどんな風に生えているか考えてみよう。
アホ毛って「寝癖のようなもの」だったり、「髪の毛を整えても重力に逆らって立ってしまう」ものですよね、多分。
二次元の世界だと、かなり長めのアホ毛が生えていたり、先のほうが特殊な形をしていたり、と結構表現がさまざまですね。アホ毛の形で一つの個性になっているキャラクターもいるみたいですよ。
キャラの見た目に関しては、かなり個性がでるパーツかな、と個人的に考えているぜ。このへんは他のキャラメイクのソフトだと欲しい形のアホ毛がなくて、キャラ再現を断念する場合もあるだろうしな。
欲しい形の手描きガイドを作ってみよう
今回はスタンダードに「頭の上にちょこっと立っている短い毛」の形のアホ毛を作るぜ。これより長かったり、先が特殊でもだいたい応用が効くと思うぜ。
今回はプリセットにある「千駄ヶ谷渋(せんだがやしぶ)」ちゃんを元に、アホ毛をはやしてみたいと思います。
アホ毛を作る場合、多くは他の髪と違って「重力に逆らって生えている」ことが多いです。ですが、VRoid Studioのガイドは「重力方向(つまり垂直方向)に向かって髪の毛を植える」ことを前提としています(※注:あくまで一個人の解釈です)。
そこで、重力方向とは反対に髪の毛を生やしたい場合は「ガイドを変形させてお椀の形にひっくり返し、内側から髪の毛を生やす」方法を使います。
まず、手描きガイドを用意します。
ガイドパラメータの「頭に沿わせる(前後)」の値を0にします。
そして、選択ツールでガイドを裏返すように変形させます。
このとき、ミラーリングを使うと左右対称に編集できて便利です。終わったらもう一度クリックして、ミラーリングの色が薄くなるようにしましょう。
裏から髪を描いてみよう
実はこういう裏返したガイドを使うときに、注意してほしいことがあるんだ。
裏返したガイドを使用する際、「髪の毛を描こうとすると反対側の方のガイドに沿う」ように描かれてしまいます。
この挙動を直す方法は今のところ無いので、こちらでは「アホ毛を前に描きたいときは、後ろ側から描く!」という風に対処します。
ブラシツールを用いて、後側から髪の毛を描きます。ビューは右ボタンを押しっぱなしで回せます。
制御点ツールで、微調整、微調整
このやり方だと当然ですが、裏から描くと根元の位置がちょっと分かりづらいですね。
今のVRoid Studioだと制御点あるから、あとから修正すればなんとかなるだろうな。
制御点で髪の毛の位置を動かします。このときも髪の毛を描いたときと同様に、「動かしたい場所とは反対側のガイドに沿って制御点が配置されること」に注意して配置をしてください。そして、選択ツールでガイドの形を調整したりして完成です。
また、揺らしたい場合は【VRoidで髪の毛作って揺らしたい!】第2回/トゲトゲ髪の毛を柔らかサラ髪へ!髪揺れ設定をしようを参考に設定してみてください。
まとめ
今回学んだことは、「上方向に髪の毛を描きたいときはガイドをひっくり返す必要がある」、
「ひっくり返したガイドに対して髪の毛を描くときに、今描いている位置とは反対側のガイドに沿って描かれることに注意」、「制御点で調整するときも同様に注意」することです。
ガイドをひっくり返したときに起こる挙動は、VRoid Studio側からしたら「ちょっと想定外な形のガイド」だからこうなってしまうのかなーと考えています。
次回予告
ということで、次回は「第六回/髪の毛でカチューシャや髪飾りを作ろう!」の回をお送りするぜ。
VRoidのデフォルトの「千駄ヶ谷渋ちゃん」にも、ヘアピンがついてますね。
うちのこキャンペーンの受賞者にも髪の毛でロリータ服の帽子やバラの髪飾り作っている人もいるから、アイデア次第なんだよなー。髪の毛もテクスチャの差し替えが可能だから、いろいろできそうだぜ。というかこっちも色々知りたい。
余談の余談。
(ところでVRoid本書くって言ってましたけど、このサイトと一部内容かぶってしまいませんか?)
(Webサイトの方は、PVの傾向見ると「1から順を追って見る」というよりも「ちょっとわからないことがあるから、ググってこの要素だけ知りたい」という感じの見方の人が結構いる感じだから、本は本でモデル完成まで一通り進める方法、こっちはTips記事を中心に書けばいいんじゃないかな。)
(でも、サークル参加は合同でやるのですか?「ワールド作るの難しそう」って言って断念してた時期もあったようですが。 )
(今回は俺ら単独で参加だぜ。ワールド作成の問題についても、この前検証をして、「Vケットと違って、静的な置物だけという制限だったら多分うちらでも作れる…!」という風に中の人が判断したようだな。)
(おうふ。ワールド作成と本自体、これ相当な作業量になりますね。頑張れ中の人。)
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