Table of Contents
初めに
今まででもtwitterにVRoidモデル用テクスチャを投稿していましたが、今後まとまった場所で配布する必要性を感じ、今回新たにboothに店舗を構えることにしました。
うちのbooth店舗はこちらになります。
店舗名「蒼空の下の市場」
https://sky-blue.booth.pm/
サイトのURLが日本語なのにbooth店舗は英語かよという突っ込みはなしです
なんでboothなの?
開店時に審査が入るわけではないので気軽に開店でき、販売手数料が安いのと、boothの特徴である「ブースト機能(要は購入時にお布施ができるシステムです)」を扱えるからです。
あと、VRoidやpixiv sketch(私事ですが今年はふたつもコンテスト受賞しましたからね。運営さまマジでありがとうございます!)で日頃お世話になっている、というのもあります。
余談の余談
といっても、当面は基本無料のテクスチャを置くつもりですが。(ただし、今後有料のテクスチャの販売も計画しています。瞳テクスチャとか。来年バーチャルマーケットもありますからね!)
ほかのVRoidモデル向けテクスチャ素材を見てみると、基本無料+100円からお布施を受け付けているスタイルの方が多く見受けられます。
ということで、もしうちの素材を気に入ってくださったら、ぜひブースト機能でお布施をしてください!
ブーストしてくださった分の金額は、今後の機材購入(割と切実)やサーバ代、お茶代などに使わせていただきます。
うちの配布素材における規約の方針について。
さて、やっと本題に入りました。この辺からは大体私個人の意見なので、割と頭悪い感じの文章になっちゃいますが、ご容赦ください…。
うちの素材の規約を見てみるとかなーりゆっるゆるな規約になっているのことを感じると思いますが、実はこういう規約にしたのは私なりの意図があってのことです。
なんでこんなにゆるゆるな規約にしたの?
この辺の理由を話す前に、VRoidでも使われているデータ形式の「VRM」について、軽くお話させてください。
「VRM」の利点や欠点についてはこちらのねこますさんの記事が詳しいです。
書いた
VRMの何がいいの?という話https://t.co/8bVIXBcX5f#VRM— けもみみおーこく公式 (@kemomimi_oukoku) 2018年12月1日
VRMというデータ形式は、対応ソフトであれば問題なく読み込みができます。
色々利点はあるのですが、その辺はねこますさんの記事にお任せするとして。うちはその中の機能の一つ「ライセンス情報を組み込める」点がとてもいいと感じています。
VRM自体、既存の配布3Dモデルにありがちな「3Dモデル使いたいんだけど、各モデルごとに規約の書式(text、htmlなど)がバラバラで確認しづらい」「そもそも母国語以外読めない」などの問題を解決できる手段として使えるんじゃないかなと考えています。なんなら対応ソフト側で読み込むときに強制的にライセンス情報を表示できます。
ということでVRMを作るときは、必然的に権利がクリアな状態でモデルを製作することを頭に置かなければなりません。(じゃないとモデル配布できないですからね!)
幸い、VRoidの素体のモデルさんは、規約上「ユーザーさんが改変したものについては、そのユーザーさんに権利がある」という状態になります。(参考:VRoid Studioの商用利用は可能ですか?)
しかし、配布しているテクスチャにはVRoid自体の規約には適用されないはずなので、各素材ごとに利用規約が設定されています(おおよそ再配布やライセンス表記、R-18相当の表現の可否などが書かれています)。
この辺がちょっと厄介で、「再配布(モデルの添付物として配布の可否など)」の定義や「ライセンス表記は現実的ではない場面(例えばVRChatで通行人として映っている場合など)ではどうするか」が作者さんによって微妙に異なります。
例えば「再配布」の定義。単純に「テクスチャの再配布は禁止する」となっていると、例えば「VRChatのように自分のアバターとして使うためにアップロードする行為」「自分で作ったVRoidモデルにテクスチャを適用し、添付物として再配布」果たしてこれは再配布に当たるの?というような問題があります。
その辺の問題はいずれ起こることだと思っており、配布前からどうしよう?と考えました。
その結果「私が出すVRoid素材に関しては、なるべくおおらかな規約にして、ほかの方の素材と併用した場合も他の作者さんの意思をなるべく尊重するような規約にしよう。私も、他の作者さんも、それを使ってくださるユーザーさんもみんなの創造を阻害しないような方針にしたい」という結論になり、あの規約になりました。
本当はパブリックドメイン扱いにすることも考えたのですが、そうすると「作者の権利を一切主張しませんよということになるし、配布素材に対して寄付とかどうなるのかなぁ」と思ってしまったので…ちょっとややこしくなりました;
結局あなたの素材の利用方針はどうなの?
基本的には、
- 「改変していないテクスチャ単体で再配布しなければ、基本こちらからの権利は主張しないよ」
(口内テクスチャのように再配布可能なものもありますが) - 「クレジット表記は任意でいいよ」
(もし他の方の素材と併用する場合は、規約がより厳しいほうに従っていただくことになるけど、クレジット表記は必須の方を優先的に書いてね。私のはスペース上無理なら最悪書かなくてもいいよ) - 「クレジット表記は任意とは言ったけど、こちらから善意を拒否するつもりはないし、してくれるならそれはそれで嬉しい!」
- 「もし金銭的に余裕があるのであれば、私にもお布施をしてほしいな」
- 「おまけで影テクスチャも付けるからテクスチャの改変はじゃんじゃんやって!あなたの3Dモデルの添付物としてだったら改変前のも改変後のも配布していいよ」
- 「私の素材を使ったVRoidモデルで、VRChatみたいに自分のアバターをアップロードして使うサービスに行ってきてもいいよ」
(ただし、他の方の素材と併用する場合は、他の方の規約も見てより厳しい規約のほうに沿ってね)
という感じのスタンスで行きたいと思います。