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おことわり
今回の記事は「実践で役立つハウツー」というより、「初心者の体験記」の内容です。もし実際にやってみたい方は、一度自作PCのムック本などで知識を得てから取り掛かる事をおすすめします。中には万単位の高額なパーツもあるので、事前知識なくて壊すと結構辛いです…!
といっても実は5月の初めに組んでいたのですが、記事の下書きを大方書いた後しばらく放置していて公開が今(2023年9月18日)になっています。
環境を更新しようとしたきっかけ
VR使ってVRChatでイベントや交流会に行くことが時々あるのですが、人が数十人同じところに集まるとVR側の描画がかなり不安定になっていたのでした。描画がコマ送りになると酔ってしまいやすいので、これはあまりよろしくないですね。
また、VRoid Studioは正式版になってから初期プリセットの追加がアップデートの中心になっていてアップデートのたびに重くなっているので、「いっそのことお高いパソコンを導入してどうにかできないかな」と考えるようにもなっていました。(起動に10秒以上かかったり、保存時にフリーズ起こしたりするとヒヤヒヤしますからね…)
以前の環境
PC:G-TUNEのBTOのパソコンです。2023年の時点だと結構古め?メモリの規格がDDR3ですが、多分今DDR3のメモリってお店で見かけない…?
OS:windows10 Home
CPU:Intel® Core™ i7-4790K 4.00GHz
メモリ:16GB メモリ [ 8GB×2 (DDR3 SDRAM PC3-12800) / デュアルチャネル ]
グラフィックカード:GeForce GTX1060 AERO ITX 6G OC
SSD:Samsung SSD 860 EVO 500GB
HDD:ST1000DM010-2EP102 1TB
昔から使っていたパソコンを改修ではなく、新たに環境構築しようとした理由
修理する時にドライブ部分が非常に出しづらかった
以前HDDが故障しかけて交換した際に、ケースから外すのがめちゃくちゃ大変でした。BTOなので当たり前ですがケースやマザーボードの説明書は無くて、ネットの記事を見て何とかHDDを引っ張り出したのでした。
「まず HDDを引っ張り出すために前側のファンを線を切らないように抜いて、次に両サイド開けて電源ケーブルのモジャモジャを避けつつ狭いケースから引っこ抜く」という感じだったので、正直外すのめんどくさかった…
今度は自分で組み立てて、修理も比較的楽に出来るようにしたいなと。
ケースが黒いので今の部屋だと浮く
以前の記事で部屋を大幅に改造して、今は白と水色、グレーがメインのお部屋になっています。
液タブはカラーの選択肢がないので仕方ないにしても、パソコン関係の道具が黒いのはちょっと今の机から浮いている印象があります。
CPUやマザーボードが古くてWindows11に更新できなさそう
なんせかなーり古いCPU(core i7の第4世代あたり)なので…(初めてお家にお迎えした時はまだWindows8が現役な頃だったかと)
前にWindows11に更新しようとしたら、アップデートするソフトに拒否されました。一応チェックを回避する裏技みたいな方法もあるにはあるらしいですが、メイン機と使う以上はなるべく変なリスクは踏みたくないな…と思います。
あとWindowsが入ったSSDを、別のマザーボードに刺してライセンス認証できるのか分からなかったのもあります。BTOだとライセンスキーのカード付いてないですし(もしくは無くした?)、再インストールの時にライセンスキー求められたら詰みそうと思いました。
USB-Cポートが無くて、本来の性能を発揮できない?機器がある
2つ持っているWEBカメラのうち1つは4K対応なのですが、そのカメラはUSB-type Cで接続しないと本来の性能を発揮してくれないタイプのものでした。(普通にUSB-3.0に変換して接続してもダメでした)
あとVRだとmeta quest2のocurus linkでは、パソコンに接続する時にUSB-typeCに繋ぐとより良いみたいですが、長いケーブルを突っ張り棒に配線し直すの面倒くさいのでこっちはまた今度で…
環境を変える方法の候補
丸ごとパソコンを買い替える→×
新規で買うとBTOでもメーカー製でも高いし、ゲーミングPCで白っぽくて今の部屋に馴染む筐体のものが中々見つからないのでこれは却下。
でもここ最近はlogicoolの超可愛いゲーミング機器のオーロラコレクション出てましたし、自作パーツでもホワイトカラーの自作PCの流行もあるみたいですし、BTOでもそのうち白い筐体でお上品に光るの出てくるんでないかなぁ?ホワイトカラー可愛いし、流行で選択肢が増えるのは良さげです。
→以前のパソコンのメーカーであるマウスコンピュータさんでも、7月から「白いゲーミングPC」の取り扱いが始まっていました。自作じゃなくてもいい人はこういうところで買ったほうがいいかも。
白いゲーミングPCホワイトミニタワーケース デスクトップPC
https://www.mouse-jp.co.jp/store/r/ra3020108/
ケースだけかえて、中身を移植→△
今の環境をそのままガワだけ載せ替える形なので確実に動くと思うけれど、将来的にOSのサポートが切れたときに不安…?
一から作る→◯
上と同じ理由で却下…と思ったのですが、結局殆どのパーツが古いのと色が気になったのがあって、HDDとSSDと固定具以外はほば新規で買っちゃいました…!
流用できそうなのは、
HDD(元々のデータディスク)
SSD(元々クローン用に買って使ってなかった空きのやつ)
辺りかなと。
グラフィックボードも流用することも考えていましたが、最近出たGefoseの4070tiが元々買おうとした3080に近い性能で消費電力は少ない話を聞いて、そっちにしました。というか3080の在庫切れ出てるとこもあるみたいですね。3080は売り切れてて買えませんでした。
今回使ったパーツ
大体合計で35万位かかりました。組立時に間違えなければ必要なかったものもあります。
組み立ての様子
Twitterのやつ
女性1人で組み立てしたのですが、開梱から物量は多いわ、電源入れたケースが重いわで結構大変でした。もし私が一人暮らしだったら玄関で開梱して、ケースは引きずって移動するかも。
ちなみにマザーボードの初期設定だと、少し負荷が高めの作業をするだけでファンが全力疾走しだしたので、BIOS側でファンの設定を「60〜70度で少し回して、80度以上の時に本気を出す」ようにしました。
※参考にした動画(動画本編よりむしろコメント欄のほうがくわしいかも)
参考にした本、動画
Youtubeにも自作PCの動画を出している方もたくさんいらっしゃいますが、個人的に本でじっくり読みたかったのでムック本を購入しました。
買ったのは日経PC21の「PC自作の鉄則!2023」です。(毎年タイトルの年を変えて出しているみたいなので、もしかしたら購入時期によっては後ろの数字が違うかもしれません)
瀬戸弘司さんの「はじめて自作PCを組むよ♪」シリーズ
※作業工程を参考にしたというよりは、自作PCに取り組む時にどういう風になるのかをラジオ感覚で聞いていました。
組み立て終わって実戦投入した感想
ネトゲやってたら客観的な資料としてベンチマークの画像出したりできますが、ネトゲはやってないのでただの主観になってしまいます。すみません…!
VRChat
昔の環境よりすごく快適になりました!パーツ的に一番高そうなラインナップではないので大丈夫かなー?と思ったのですが、狭い居酒屋に人が15〜20人きても全然余裕でした。
基本的にVRは集会か即売会、イベントの時に顔出すスタイルなので、大人数が大丈夫そうならかなり安心できそう。
特にコアタイムのあるNEOKETはもっと人いっぱい集まりますからね!
以前の環境では少人数だとそんなに問題にならなかったのですが、集会のような大人数が集まる場所だと、会によっては人の多さでマトモに前を向けない時がありました。(VRは3Dを描写する時に時間がかかっていると、現実の頭の動きとの違和感が出る=すごく酔います)
メインとする活動の都合でVRoidユーザーの方とお会いする機会が非常に多いのですが、VRoidは正式版に伴って重ね着できるようになったので、結果的に1人1人の描画コストが増えています。それでもまだベータ版の時は重ね着する人は技術的に詳しい人に限られていたので、描画負荷はまだ軽かったかも。
さすがに5年も経てば要求される性能も上がるでしょうから、現状ではちょっとオーバースペックでもいいかな。あと5年〜8年は動いてもらいたいです。
VRoid studio正式版
きちんと測っていないのですが、編集モード切り替えの時にかかる時間が縮んだかなと感じてします。あと、カメラモードでアニメーション再生する時にもたもたしなくなりました。FPSが安定した感じですかね?
前の環境で動かした時、正式版1.0.0はまだ軽かったのですが、今のVRoidは主にプリセット衣装追加のアップデートが中心なので徐々に重くなったなーと思いました。前の環境だと30秒ほどかかる時や一瞬白画面でフリーズする時がありました。
何となくVRoid studioが示している最低要件(前のパソコンより控えめ性能)だと3Dクリエイターとしては正直性能不足を感じてしまうので、いつかこのパソコンで動かした時の速度とか調べておきたいですね。
CLIP STUDIO PAINT
最近の用途は「イラスト<3Dモデルのテクスチャ制作」なので、使用する画像サイズやレイヤー数はイラストよりは少ないし、描画負荷の高い機能(3Dモデルなど)はあんまり使っていないのであまり変化なかったかな?
素材の読み込みは前よりスムーズになりました。素材フォルダ内に表示する素材が多いと起動が遅くなるので、中身のない素材フォルダを選んでからソフトを終了する手があったのですが、今回作ったパソコンなら現状は必要なさそう。
steam版初音ミク project DIVA MEGA39s
ネトゲはやらないですが、対人が関わらないゲームは時々起動して遊ぶ事があるのでいくつか書いときます。
このゲーム中で遅延が気になるとしたら、以前の環境も大体「モニターの設定(遅延が少ないゲームモードにし忘れている)」「有線のヘッドセットやコントローラーを使っていない」辺りの外的要因が主な原因になっていたので、ゲーム中の遅延はあまり気にしていませんでした。幸い以前の環境でも、プレイに致命的なレベルの譜面の遅延は起きていません。
楽曲選んでからのロードはかなり短縮されました!以前は30秒くらい(多分switch版もその位だったかも)かかっていたのが、5秒程でゲームプレイが始まりました。リアル調でもアニメ調でも大きく変わらず。
steam版MUSE DASH
こちらは元々2DがメインでDIVAよりは軽めのタイトルのリズムゲーです。
元々軽いので正直あんまり変化ないかなーと思いましたが、解像度に余裕ができます。
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